vol.20
皆さんこんにちは、3代目あっちゃん社長です!
家づくりやリフォームを検討している方にとって、補助金制度は見逃せない存在ですよね。今回は、子育て世帯や若者夫婦世帯が高い省エネ性能を有する住宅の新築やリフォームをする際に活用できる「子育てグリーン住宅支援事業(※)」について解説します。
(※)名称や制度内容は年度によって「こどもエコすまい支援事業」「こどもみらい住宅支援事業」などと呼ばれる場合があり、補助額・要件も変更されることがあります。
そもそも「子育てグリーン住宅支援事業」とは?
子育てグリーン住宅支援事業は、国土交通省が主体となり、
- 18歳未満の子どもがいる子育て世帯
- 夫婦のいずれかが39歳以下の若者夫婦世帯
を対象に、省エネルギー性能の高い住宅(新築・購入)や省エネリフォームに対して補助金が交付される制度です。
大きな特徴は、**「省エネ住宅の普及促進」と同時に「子育て世帯・若者世帯の住まいづくりを支援」**することにあります。
補助金はいくらもらえるの?具体例をチェック
年度や事業の種類によって金額は変動しますが、過去に実施された事業内容を参考例としてご紹介します。
1.新築(購入)住宅の場合
住宅の省エネ性能区分 | 補助額(目安) |
---|---|
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス) Nearly ZEH/ZEH Ready/ZEH Oriented など |
最大100万円 |
高い省エネ性能を有する住宅(認定長期優良住宅・認定低炭素住宅など) | 最大80万円 |
一定の省エネ基準を満たす住宅(断熱等級などが規定以上) | 最大60万円 |
ポイント
- 新築での補助には「子育て世帯・若者夫婦世帯」であることが前提とされる場合が多いです。
- 住宅の性能区分によって補助額が異なり、ZEHなどより高性能な住宅ほど補助額が大きくなる傾向があります。
2.リフォームの場合
リフォームの場合は、対象工事の内容や組み合わせによって補助額が加算される仕組みが多いです。たとえば、以下は過去事業における代表例です。
工事内容の例 | 補助額(上限例) |
---|---|
断熱改修(窓や外壁、床などの断熱性能向上) | 最大60万円程度(※1) |
エコ住宅設備の設置(節水型トイレ、高断熱浴槽、太陽光発電設備 など) | 掲載される設備内容に応じて加算 |
バリアフリー改修(手すり設置、段差解消など) | 掲載される設備内容に応じて加算 |
その他耐震改修・子ども向け設備など | 対象となる場合は加算 |
- (※1)子育て世帯・若者夫婦世帯で最大〇〇万円、その他世帯では最大〇〇万円、といった区分が設けられることもあります。
- リフォーム工事の種類や組み合わせによって、補助額が上乗せされる形になります。
リフォームに関しては「省エネ性能向上」に重点が置かれているため、断熱性能の強化(窓・壁・床など)を中心にした工事が高い補助額を得やすいのも特徴です。
申請の流れは?~登録業者への依頼がカギ~
補助金を受け取るためには、**国に登録された事業者(施工業者)**が申請窓口となる場合が多いです。以下は一般的な流れの一例です。
- 登録事業者を探す・相談する
- まずは、子育てグリーン住宅支援事業の手続きを行える登録業者かどうかを確認しましょう。
- 工事内容や住宅性能の基準など、申請に必要な要件を満たすことができるか相談します。
- 見積もり・契約
- 提示された見積もりやプランの内容が補助対象に適合しているかをチェック。
- 対象となる工事内容が確定したら、契約を結びます。
- 申請手続き
- 多くの場合、業者側が必要書類をまとめて申請してくれます。
- 着工前の申請が必要なケースも多いため、工事を始める前に必ず手続きを進めましょう。
- 工事の実施・完了報告
- 工事が完了したら、完了報告を経て補助額が確定します。
- 後日、指定の口座に補助金が振り込まれる流れです。
子育てグリーン住宅支援事業を活用する4つのメリット
- 大きな経済的メリット
- 新築なら最大100万円、リフォームでも最大数十万円規模の補助が受けられるため、住宅ローンや自己資金の負担を軽減できます。
- 光熱費を抑えられる省エネ住宅
- 断熱性・気密性を高めることで、夏は涼しく冬は暖かい家に。冷暖房費を抑えられるため、長期的な家計負担も軽減します。
- 家族みんなが安心・快適な空間に
- バリアフリー改修や高性能設備の導入で、お子さんからご年配の方まで安全・快適に暮らせます。
- 将来的な資産価値アップに期待
- 省エネ性能が高い住宅は、将来的な売却や賃貸でも評価されやすく、資産価値が下がりにくい傾向があります。
注意点や押さえておきたいポイント
- 年度ごとに要件・補助額が変わる可能性
- 補助金制度は毎年の予算や国の方針によって内容が変わることがあります。過去の情報がそのまま翌年度に適用されるとは限らないため、最新の公式情報を必ず確認しましょう。
- 申請期限・予算枠に注意
- 補助金には申請期限や予算の上限があります。申請のタイミングが遅れると、予算終了で打ち切られる場合もあるので、早めに動くことが大切です。
- 登録事業者以外では申請不可の場合あり
- 子育てグリーン住宅支援事業に参加できるのは、国に登録されている業者に限られることがほとんどです。契約前に「登録業者かどうか」を必ず確認してください。
まとめ:お得な補助金を活用して、省エネで快適な住まいを実現しよう
「子育てグリーン住宅支援事業」は、高い省エネ性能を備えた家づくりを支援してくれる心強い制度です。子育て中のご家族や、これから新居を検討される若いご夫婦にとっては、最大100万円程度の補助が受けられるチャンスでもあります。
国の制度をうまく活用すれば、家計負担を抑えながら快適でエコな住まいが手に入るかもしれません。
気になった方は、まずは弊社に相談して、具体的な要件や補助金のシミュレーションを行ってみてくださいね。