リフォーム補助金について

先進的窓リノベ2025事業で住まいを快適&省エネに!

vol.21

皆さんこんにちは3代目あっちゃん社長です!

近年、地球温暖化対策やエネルギーの有効活用が求められる中、住宅の断熱改修は大きな注目を集めています。特に日本の住宅においては、窓からの熱の出入りが大きいことから、高性能な窓へのリノベーション(改修)が、快適性・省エネ性向上のカギとなっています。

そこで活用したいのが**「先進的窓リノベ2025事業」**。
この記事では、事業の概要や具体的な補助金額、申請の流れなどをわかりやすく解説します。


1. 先進的窓リノベ2025事業とは?

「先進的窓リノベ2025事業」は、既存住宅の窓を高断熱化するためのリノベーションを行う際に、国が補助金を交付する制度です。2050年カーボンニュートラルの目標達成に向け、住宅の省エネ性能を高める取り組みが強化されており、その中でも「窓断熱」は費用対効果が高いとされています。

  • 対象住宅: 戸建て住宅、集合住宅(分譲・賃貸問わず)
  • 対象工事: 高性能サッシへの交換、ガラス交換、内窓設置など
  • 補助金額: 後述の通り、工事内容・窓サイズによって異なる
  • 補助上限: 1戸あたり最大200万円程度(想定)

2. 補助の具体的な金額例

先進的窓リノベ事業では、工事の種類・窓の大きさによって補助金額が細かく設定されています。以下はあくまで一例であり、実際には年度や施策の更新により変更の可能性があります。

(1) 外窓交換

既存の窓サッシを取り外し、高断熱サッシ(樹脂サッシや複合サッシ等)に交換する工事が対象です。

  • 大サイズ(2.8㎡以上) … 1箇所あたり 38,000円
  • 中サイズ(1.6㎡以上2.8㎡未満) … 1箇所あたり 25,000円
  • 小サイズ(0.2㎡以上1.6㎡未満) … 1箇所あたり 14,000円

(2) 内窓設置

既存の窓の内側に、新たに高断熱性の内窓を設置し、二重窓化を行う工事です。

  • 大サイズ(2.8㎡以上) … 1箇所あたり 21,000円
  • 中サイズ(1.6㎡以上2.8㎡未満) … 1箇所あたり 16,000円
  • 小サイズ(0.2㎡以上1.6㎡未満) … 1箇所あたり 11,000円

(3) ガラス交換

既存のサッシはそのままに、ガラス部分だけを**複層ガラス(Low-Eガラスなど)**に交換する工事です。

  • 大サイズ(2.8㎡以上) … 1箇所あたり 8,000円
  • 中サイズ(1.6㎡以上2.8㎡未満) … 1箇所あたり 5,000円
  • 小サイズ(0.2㎡以上1.6㎡未満) … 1箇所あたり 3,000円

補助金の上限額

  • 1戸あたりの最大補助は200万円程度(上記の合計が限度額を超える場合は減額される場合あり)
  • 工事箇所数・窓のサイズ・性能レベルなどで支給額は変動します。

3. 窓リノベのメリット

(1) 光熱費の削減

窓からの熱の出入りを抑えることで、冷暖房効率が大幅にアップ。結果的に年間の光熱費削減が期待できます。

(2) 快適な室内環境

断熱性が上がると、窓際の寒さや夏の暑さが和らぎ、室温ムラも減少。一年を通して快適な住空間を得られます。

(3) 結露・カビの抑制

高断熱化で室内側の温度差を小さくすることで、結露を抑える効果があり、カビやダニの発生も軽減できます。

(4) 資産価値の向上

省エネ性能の高い住宅は、将来的に売却や賃貸を考えたときも資産価値の向上につながります。


4. 申請・工事の流れ

  1. リフォーム業者の選定
    • 「先進的窓リノベ2025事業」に精通している施工会社を探し、経験豊富なところに相談しましょう。
    • 事業者の登録が必要となる場合もあるので、実績や登録の有無を確認するのがポイントです。
  2. 現地調査・見積もり
    • 実際に担当者に来てもらい、窓のサイズ・現状・希望を踏まえた上で見積もりを作成してもらいます。
    • 補助金対象製品かどうか、カタログや製品情報を確認してください。
  3. 補助金申請手続き
    • 必要書類は施工会社が代行してくれるケースが一般的。
    • 申請に必要な書類(工事計画書、住民票、建物図面など)は事前にチェックを。
  4. 工事着工・完了報告
    • 申請が受理されてから工事を開始するのが一般的です。
    • 工事完了後には、完了報告書や写真提出が必要になります。
  5. 補助金の受け取り
    • 書類審査に問題がなければ、申請者の口座に補助金が振り込まれます。

5. 申請時の注意点

  • ① 予算上限・申請期間に注意
    国の予算に限りがあるため、受付期間内でも早期終了となる場合があります。リフォームを検討している方は、早めの計画・申請を心がけましょう。
  • ② 要件を満たす製品・施工方法か要確認
    断熱性能の基準を満たす製品・施工方法以外は補助対象にならないケースも。必ず認定を受けた製品や工事内容であることを確認してください。
  • ③ 他の補助制度との併用可否
    自治体独自の補助金や、他の国の省エネ関連事業との併用が可能な場合・不可な場合があります。複数の制度を組み合わせるなら、事前に条件をしっかりチェックしましょう。

まとめ

「先進的窓リノベ2025事業」は、窓を高断熱化することで得られる省エネ効果や快適性を広く普及させるための補助制度です。具体的な補助金額も明確に定められており、最大で200万円程度の支援を受けられる可能性があります。

  • 窓からの熱損失を抑えたい
  • 光熱費を抑えて経済的に暮らしたい
  • 冬場の結露やカビに悩んでいる
  • 家の資産価値を高めたい

こんな方にとっては、窓断熱リノベーションは大きなメリットがあるはずです。最新の情報をこまめにチェックしながら、ぜひこの機会に先進的窓リノベ2025事業を活用してみてください。快適でエコな住まいづくりに、一歩踏み出してみましょう!


注意: 上記で示した補助金額や要件はあくまで一例です。年度や国の方針により金額や申請条件が変更される可能性がありますので、必ず最新の公式情報(国土交通省・経済産業省・環境省など)や担当施工業者の案内を確認してください。

関連記事