家の豆知識

VOL.313 収納を増やしたのに使いにくい?|リフォームで失敗しない収納計画

皆さんこんにちは!3代目あっちゃん社長です!

今回は、「収納を増やしたのに使いにくい?|リフォームで失敗しない収納計画」についてお話しします。

リフォームのご相談でよく聞くご希望のひとつが、「とにかく収納を増やしたい」というものです。

確かに、収納が少ない家では物が部屋にあふれやすく、片付けてもすぐに散らかってしまいます。

しかし、収納は単純に広さや数を増やせば使いやすくなるとは限りません。

せっかくリフォームで収納を新しく作ったのに、

「奥に入れた物が取り出せない」
「収納は増えたのに部屋が片付かない」
「棚の高さが合わず、使わない空間ができた」
「家族が収納場所を守ってくれない」

といった後悔につながることもあります。

香芝市や葛城市、大和高田市、広陵町など奈良県内で収納リフォームを考える際は、収納量だけでなく、どこに、何を、どのように収納するかまで考えることが大切です。

収納を増やしても使いにくくなる理由

収納リフォームで失敗する大きな原因は、収納する物や使い方を決めないまま、先に収納スペースだけを作ってしまうことです。

例えば、押入れのように奥行きが深い収納は、布団を収納するには便利です。

一方で、日用品や衣類、書類などを収納すると、奥に入れた物が見えなくなり、使いにくくなることがあります。

反対に、奥行きの浅い棚は小物や食品の収納には便利ですが、大きな掃除機や季節家電は入りません。

収納は、大きさよりも用途との相性が重要です。

収納計画は「物の量」から考える

収納リフォームを始める前に、まず現在持っている物を確認しましょう。

洋服、靴、食器、食品、掃除道具、季節用品、子どもの学用品など、家の中にはさまざまな物があります。

収納を考える際は、次のように分類すると整理しやすくなります。

・毎日使う物
・週に数回使う物
・季節ごとに使う物
・年に数回しか使わない物
・今後も本当に必要な物

毎日使う物は、すぐ手が届く場所に収納する必要があります。

一方で、季節用品や来客用の布団などは、少し取り出しにくい場所でも大きな問題はありません。

使用頻度に合わせて収納場所を決めることで、使いやすさが大きく変わります。

収納は使う場所の近くに作る

収納計画で大切なのが、「使う場所」と「しまう場所」を近づけることです。

どれだけ大きな収納があっても、使う場所から遠いと片付けが面倒になります。

例えば、掃除機を2階の納戸に収納していると、1階を掃除するたびに取りに行かなければなりません。

その結果、出しっぱなしになったり、掃除自体が面倒になったりします。

玄関には外で使う物を収納する

玄関には、靴だけでなく、傘、レインコート、ベビーカー、外遊び用品、防災用品などを収納する場所があると便利です。

土間収納やシューズクロークを作る場合は、何を収納するかを事前に決めておきましょう。

収納量だけを優先すると、玄関が狭くなったり、通路が使いにくくなったりすることがあります。

洗面所には着替えや日用品を収納する

洗面所や脱衣所では、タオル、下着、パジャマ、洗剤、ドライヤーなど、多くの物を使います。

これらを別の部屋に取りに行く必要があると、家事や入浴の動線が悪くなります。

洗面所の収納は、家族の人数や洗濯の流れまで考えて計画することが大切です。

キッチンには調理動線に合わせて収納する

キッチンでは、食品、食器、調理器具、家電、ゴミ袋、洗剤など、非常に多くの物を収納します。

よく使う鍋やフライパンはコンロの近く、包丁やまな板は作業台の近く、食器は配膳しやすい場所に収納すると使いやすくなります。

パントリーを作る場合も、ただ広くするのではなく、棚の奥行きや通路幅を確認しましょう。

奥行きが深すぎる収納に注意する

収納は奥行きが深いほどたくさん入るように感じます。

しかし、奥行きが深すぎる収納は、奥の物が見えにくく、取り出しにくくなります。

特に食品や日用品を収納する場合、奥に置いた物を忘れてしまい、同じ物を買ってしまうこともあります。

収納する物に合わせた奥行きの目安は、次のとおりです。

・本や書類は浅めの棚
・食品や日用品は見渡しやすい棚
・衣類はハンガーが収まる奥行き
・布団や大型家電は深さのある収納

すべての収納を同じ奥行きにするのではなく、用途に合わせて変えることが大切です。

固定棚と可動棚を使い分ける

収納棚には、位置を変えられない固定棚と、高さを変更できる可動棚があります。

収納する物の大きさが決まっている場合は、固定棚でも問題ありません。

一方で、食品、洗剤、子どもの用品など、収納する物が変わりやすい場所では、可動棚が便利です。

子どもの成長や家族構成の変化によって、必要な収納は変わります。

可動棚を取り入れておけば、収納する物に合わせて高さを調整しやすくなります。

ただし、重たい物を収納する場合は、棚板の厚みや強度にも注意が必要です。

ウォークインクローゼットは広ければよいとは限らない

ウォークインクローゼットは人気の高い収納ですが、スペースの使い方によっては効率が悪くなることがあります。

ウォークインクローゼットには、人が歩くための通路が必要です。

そのため、同じ床面積でも壁面収納の方が、実際に収納できる量が多い場合があります。

また、入口付近に物を置くと奥まで入れなくなり、ただの物置になってしまうこともあります。

ウォークインクローゼットを計画する際は、

・誰の物を収納するか
・何着くらい掛けるか
・衣装ケースを置くか
・着替えも行うのか
・通路幅をどれくらい確保するか

といった点まで決めておきましょう。

ファミリークローゼットは生活動線が重要

家族の衣類をまとめて収納するファミリークローゼットも人気があります。

洗濯物を各部屋に運ばず、一か所にまとめて収納できるため、家事の負担を減らしやすい点がメリットです。

しかし、設置場所によっては使いにくくなることもあります。

例えば、洗面所から遠い場所に作ると、洗濯物を運ぶ距離が長くなります。

朝の身支度で家族が集中すると、混雑する可能性もあります。

ファミリークローゼットは、洗う、干す、たたむ、しまう、着替えるという一連の動きを考えて配置しましょう。

見せる収納と隠す収納を使い分ける

収納には、扉で隠す収納と、棚に物を並べる見せる収納があります。

見せる収納は、物を取り出しやすく、おしゃれな空間を作りやすい点が魅力です。

一方で、常に整理整頓が必要で、ほこりもたまりやすくなります。

生活感の出やすい日用品や書類は扉付きの収納に入れ、飾りたい物やよく使う物だけを見せる収納にすると、片付けやすくなります。

すべてを見せる収納にすると、実際の生活では散らかって見えやすいため注意しましょう。

扉の種類でも使いやすさは変わる

収納の扉には、開き戸、引き戸、折れ戸などがあります。

開き戸は収納内部が見やすい一方で、扉を開くためのスペースが必要です。

引き戸は、通路が狭い場所でも使いやすいですが、片側ずつしか開けられない場合があります。

折れ戸は、クローゼット全体を見渡しやすいですが、扉の前に物があると開閉しにくくなります。

家具やベッド、通路との位置関係を考えながら、扉の種類を選びましょう。

コンセントも収納計画に含める

最近は、収納内部にコンセントを設置するケースも増えています。

コードレス掃除機、ロボット掃除機、電動工具、スマートフォン、モバイルバッテリーなど、充電が必要な物が多くなっているためです。

収納内部にコンセントがあれば、充電しながら収納でき、コードが部屋に出にくくなります。

ただし、収納する物によっては熱がこもる可能性があるため、換気や使用方法にも配慮が必要です。

収納を作ることで部屋が狭くならないか確認する

収納を増やすと、その分だけ居住スペースが小さくなる場合があります。

例えば、リビングに大きな収納を作った結果、家具が置きにくくなったり、通路が狭くなったりすることがあります。

収納量だけを優先せず、部屋の広さや家具の配置とのバランスを確認しましょう。

床から天井までの壁面を活用した収納や、階段下、廊下、壁の厚みなど、今まで使われていなかった空間を利用する方法もあります。

収納リフォームでよくある失敗

収納リフォームでは、次のような失敗がよくあります。

棚板の間隔が合っていない

収納する物を決めずに棚を作ると、高さが足りなかったり、無駄な空間ができたりします。

ハンガーパイプの高さが合わない

ロングコートやワンピースを掛けたいのに、下に棚や収納ケースがあり、裾が当たってしまうことがあります。

収納内部が暗い

奥行きのある収納やウォークインクローゼットでは、照明がないと物を探しにくくなります。

湿気や換気を考えていない

北側の部屋や外壁に面した収納は、湿気がこもりやすい場合があります。

布団や衣類を収納する場所では、換気や結露対策も大切です。

家族全員が使い方を分かっていない

収納場所が決まっていても、家族が分かりにくければ元の場所に戻してもらえません。

誰でも片付けやすい位置や高さにすることが重要です。

収納計画で確認したいポイント

リフォームで収納を作る前に、次の項目を確認しましょう。

・何を収納するのか
・どれくらいの量があるのか
・誰が使うのか
・どこで使う物なのか
・どのくらいの頻度で使うのか
・将来、物の量が変わる可能性はあるか
・扉を開けても通路の邪魔にならないか
・コンセントや照明が必要か
・湿気や換気の問題はないか

これらを整理しておくと、必要な収納の大きさや場所が見えやすくなります。

まとめ

収納リフォームで大切なのは、収納の数や広さを増やすことではありません。

本当に使いやすい収納にするためには、収納する物、使う人、使う場所、生活動線を考える必要があります。

収納を増やしても、使う場所から遠かったり、奥行きや棚の高さが合っていなかったりすると、結局使わなくなってしまいます。

リフォーム前には、現在持っている物の量や種類を確認し、家族の暮らし方に合った収納計画を立てましょう。

株式会社山本工務店では、香芝市を中心に、葛城市、大和高田市、広陵町、橿原市など奈良県内で、クローゼットやパントリー、玄関収納、洗面所収納などのリフォームを承っています。

間取り変更を含めた収納計画や、家事動線を考えたファミリークローゼットのご相談にも対応しています。

「収納を増やしたいけれど、どこに作ればいいか分からない」「今の収納が使いにくい」「家族が片付けやすい家にしたい」という方は、お気軽にご相談ください。

収納リフォームや住まいのご相談・お問い合わせはこちらからどうぞ。
https://yamamotokoumuten.co.jp/renovate/

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