壊れる前になおす

築年数や季節に合わせた住まいのメンテナンス時期の目安

vol.19

皆さんこんにちは3代目あっちゃん社長です!

新年を迎え、「今年こそ家のメンテナンスをきちんとしよう!」と考える方も多いのではないでしょうか。住まいは年数が経つにつれて、さまざまなところに経年劣化や不具合が出てきます。しかし、日頃から適切なタイミングで点検やお手入れをしておけば、トラブルを未然に防ぎ、大がかりな修理を必要としないケースも増えるのです。
今回は「築○年ならそろそろ○○をメンテナンス」「年に1回は○○を掃除」といった、具体的な頻度の目安をご紹介します。ぜひチェックしてみてください!


1. 築年数に応じたメンテナンスの目安

築1~3年

  • 定期点検(引き渡し後の保証期間内メンテ)
    新築やリフォーム直後は、建物の馴染みや不具合の初期症状を確認するためにも、施行会社や工務店が実施する定期点検を活用しましょう。
  • 小さなひびや建具の歪みチェック
    建築後は木材などが乾燥したり、地盤のわずかな変動により、ドアの建て付けが悪くなるなどの初期不具合が発生することがあります。

築5年~10年

  • 外壁や屋根の簡易点検
    塗装が剥がれ始めていないか、屋根材が浮いていないか、コーキング(シーリング)が劣化していないかチェックしましょう。特に築7~10年が外壁塗装の再塗装を検討する目安になる場合も。
  • 水回り設備の見直し
    キッチンやトイレ、浴室の蛇口まわりやパッキン類は劣化しやすい箇所です。水漏れを放置するとシロアリの原因にもつながるため、気になるところがあれば早めに交換・修理を検討しましょう。
  • 給湯器の調子確認
    給湯器は10年ほどが交換時期の目安と言われることが多いですが、使い方や家族人数によっても差が出ます。お湯の出方が弱い、変な音がするなどのサインを見逃さないようにしましょう。

築15年~20年

  • 屋根・外壁の本格的なメンテナンス
    塗膜の効果が切れてしまうと防水性能が落ち、雨漏りのリスクが高まります。定期的にチェックして、必要に応じて再塗装や部分修理・貼り替えをすることをおすすめします。
  • 設備機器の交換検討
    エアコンや換気システム、ガスコンロなど、10年以上使っている場合は、エネルギー効率が落ちていたり部品供給が終了していたりすることがあります。交換によって省エネ効果が高まるケースも。
  • 内装リフレッシュ(クロス貼り替えなど)
    長年住んでいると壁紙が黄ばむ、傷が増えるなどの劣化が気になってくることも。部屋全体の雰囲気を変えたい場合や、湿気・カビが気になる場合は、内装リフォームも選択肢です。

2. 年単位で意識したい定期点検&掃除の頻度

年に1回はチェックしたいこと

  • 屋根・外壁の目視点検
    特に台風や大雪の後など、外壁や瓦の破損がないか確認しましょう。高所作業は危険なので、遠目にチェックするだけでもOK。異常が見つかったら専門業者に相談を。
  • 排水口や排水管の掃除
    キッチンやお風呂の排水口はもちろん、屋外の側溝や雨樋の詰まりもチェックしておきましょう。詰まりを放置すると雨漏りや害虫発生のリスクが高まります。

半年に1回はやっておきたいこと

  • 換気扇・レンジフードの掃除
    油汚れは放っておくと頑固にこびりつき、換気性能も落ちてしまいます。フィルターやファン部分を分解できるタイプなら、汚れが軽いうちにお手入れを。
  • エアコンフィルターの掃除
    冬や夏にフル稼働した後は、特にホコリが溜まりやすいです。エアコン内部のクリーニングは、2~3年に1回のプロ依頼を検討するとより快適に使えます。

季節の変わり目やイベント時に合わせて

  • 春と秋に行う定期掃除
    暑い・寒いのピーク時期を迎える前に、家中の換気やカーテン洗いなどを行うと、過ごしやすい環境をキープできます。
  • 年末年始の大掃除とあわせてメンテナンス
    水回りのシーリングの劣化や、コンセント周辺のホコリ、レンジや冷蔵庫の裏側など、普段見落としがちな箇所もチェックしましょう。

3. メンテナンス時期を逃さないためのコツ

  1. スケジュール表を作る
    「築○年で○○工事を検討」「半年に1回○○を掃除する」といったタスクをカレンダーや手帳に書き込んでおくと、忘れずに定期メンテナンスが行えます。
  2. プロの定期点検を受ける
    自分では気づけない劣化や不具合を早期発見できるのが、プロ点検のメリット。工務店が提供している定期点検や住宅診断などのサービスを活用すると安心です。
  3. 予算を見える化する
    「築10年で外壁の再塗装費用」「設備交換費用」など、将来的にかかるコストをざっくりでも把握しておくと、急な出費に慌てることなく計画的にメンテナンスができます。

4. まとめ:こまめな点検が大きな安心につながる

  • 築年数ごとの大まかな目安
    • 築1~3年:初期不具合や施工不良のチェック
    • 築5~10年:外壁・屋根の再塗装や水回り設備の見直し
    • 築15~20年:大規模リフォームや設備交換の検討
  • 年に1回・半年に1回などの定期的な掃除・点検
    • 屋根・外壁の目視点検や排水管のお手入れ
    • エアコンや換気扇などの設備機器のクリーニング

家のメンテナンスは「まだ大丈夫だろう」と思っていると、いざ不具合が起きたときには修繕費が予想以上にかかってしまうこともあります。早期発見・早期対処が結果的にコストを抑え、家を長持ちさせる鍵です。

もし、築年数やこれまでのメンテナンス履歴を踏まえ、どこから手をつければいいかわからない場合は、お気軽に当工務店へご相談ください。専門スタッフが現地調査からアドバイス、施工まで丁寧にサポートし、末永く快適に暮らせる住まいづくりをご提案いたします。


住まいの健康診断、ぜひこの機会に始めてみませんか?
定期的な点検・メンテナンスで、大切なご家族と家をしっかり守り、安心して暮らせる一年をスタートしましょう

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