皆さんこんにちは!3代目あっちゃん社長です!
「エアコンをつけているのに、キッチンまで涼しくならない」
「リビングは冷えるのに、廊下や隣の部屋が暑い」
「部屋の広さに合ったエアコンを選んだはずなのに、効きが悪い気がする」
このようなお悩みは、エアコンの能力不足だけでなく、住宅の間取りが関係している可能性があります。
同じ広さの部屋でも、細長いLDK、吹き抜けのあるリビング、間仕切りの多い住宅では、冷気の広がり方が変わります。また、窓の位置や大きさ、断熱性能、エアコンの設置場所によっても、体感温度に大きな差が出ます。
今回は奈良県香芝市の株式会社山本工務店が、冷気が届きにくい間取りの特徴と、住まい側からできる改善方法を解説します。
エアコンの効き方が間取りで変わる理由
エアコンから出た冷気は、何もない空間をまっすぐ進むだけではありません。
壁や家具、垂れ壁などにぶつかりながら室内を循環します。そのため、部屋の形やエアコンの位置によっては、冷気が届く場所と届かない場所が生まれます。
特に冷たい空気は下にたまりやすいため、リビングの足元だけが冷え、キッチンや隣室には十分届かないこともあります。
また、夏は窓や屋根、外壁から熱が入ってきます。間取りだけでなく、住宅の断熱性や日当たりも含めて考えることが大切です。
冷気が届きにくい間取りの特徴
細長いLDK
リビング・ダイニング・キッチンが一直線に並ぶ細長いLDKでは、エアコンから離れた場所まで冷気が届きにくくなります。
リビング側のエアコンは十分効いていても、奥にあるキッチンは暑いままということも珍しくありません。
特にキッチンでは、冷蔵庫や炊飯器、調理家電、ガスコンロなどから熱が発生します。エアコンから遠いことに加えて熱源も多いため、暑さを感じやすくなります。
L字型のLDK
L字型の間取りでは、曲がった先の空間まで冷気が流れにくくなります。
エアコンから見て壁の陰になる部分は、風向きを調整しても十分に冷えないことがあります。ダイニングやキッチンが死角になっている場合は、サーキュレーターなどによる空気の循環が必要です。
リビング階段がある
リビング内に階段がある間取りでは、冷房中でも2階から暖かい空気が流れ込んでくることがあります。
冷気がすべて2階へ逃げるわけではありませんが、階段部分で上下階の空気が行き来するため、冷房効率が下がりやすくなります。
2階の廊下や各部屋に熱がこもっていると、その影響を受けてリビングがなかなか冷えないこともあります。
吹き抜けや勾配天井がある
吹き抜けや勾配天井のあるリビングは開放感がありますが、冷暖房する空間の容積が大きくなります。
床面積だけを基準にエアコンを選ぶと、能力が不足する可能性があります。また、高い位置にある窓から強い日差しが入ると、室温が上がりやすくなります。
吹き抜けでは、シーリングファンなどを利用して上下の空気を循環させることが重要です。
間仕切りや扉が多い
エアコン一台で複数の部屋を冷やそうとしても、壁や扉があると冷気は十分に届きません。
引き戸を開けた状態でも、エアコンの正面に壁があったり、部屋の入口が狭かったりすると、奥の部屋は冷えにくくなります。
「扉を開けておけば隣の部屋も冷える」とは限らないため、部屋の使い方によっては個別にエアコンを設置した方が効率的です。
エアコンの設置場所も重要
同じ間取りでも、エアコンを取り付ける位置によって冷え方は変わります。
冷気を部屋の長い方向へ送りやすい位置に設置できれば、室内全体が冷えやすくなります。反対に、エアコンの正面に壁や背の高い家具があると、風が遮られてしまいます。
設置時には、次のような点を確認します。
- 部屋の長い方向へ風を送れるか
- エアコンの前に壁や家具がないか
- キッチンなどの暑くなりやすい場所まで届くか
- カーテンレールや建具と干渉しないか
- 室外機まで適切に配管できるか
- 点検やフィルター掃除をしやすいか
エアコンの位置は、室内機だけで決められるものではありません。柱や梁、配管経路、室外機の設置場所なども関係します。
新築や間取り変更を伴うリフォームでは、家具を置いてから考えるのではなく、設計段階でエアコンの位置を決めておくことが大切です。
冷気が届かないときの改善方法
サーキュレーターで空気を動かす
比較的手軽にできる対策が、サーキュレーターや扇風機の使用です。
エアコンの風を直接送り込もうとするより、冷えていない場所の暖かい空気をエアコン側へ送るように置くと、空気が循環しやすくなります。
例えば、キッチンが暑い場合は、キッチン側からエアコンのあるリビングへ向けて風を送ります。部屋の形によって適した位置は変わるため、置き場所や向きを調整しながら試してみましょう。
エアコンの風向きを見直す
冷房時に風向きを下向きにしすぎると、エアコン周辺の床だけが冷えやすくなります。
冷気を遠くへ届けたい場合は、風向きを水平に近づけ、風量を「自動」または少し強めに設定する方法があります。
風量を弱くすれば節電になるとは限りません。室温が下がるまで時間がかかり、結果的に長時間運転になることもあります。
間仕切りやロールスクリーンを設ける
リビング階段や吹き抜けから暖かい空気が入ってくる場合は、ロールスクリーンや扉を設置して空間を区切る方法があります。
ただし、階段は人が頻繁に通る場所です。開閉のしやすさや安全性、見た目も含めて検討する必要があります。
住宅によっては、引き戸や室内窓を設置し、必要なときだけ空間を分けられるようにする方法もあります。
窓の日差しを遮る
夏の暑さ対策では、室内に入った熱を冷房で下げるだけでなく、日差しを外側で遮ることが効果的です。
特に西日が入る窓や大きな掃き出し窓には、次のような対策があります。
- 外付けシェード
- すだれ
- オーニング
- シャッター
- 遮熱タイプのカーテン
- 内窓
- 遮熱性能のあるガラス
室内カーテンでも効果はありますが、窓の外側で日差しを遮る方が、熱の侵入を抑えやすくなります。
窓や断熱性能を改善する
エアコンを新しくしても、窓や外壁から多くの熱が入ってくる住宅では、十分な効果を感じられないことがあります。
特に、単板ガラスの窓、アルミサッシ、大きな西向きの窓がある住宅は、夏の暑さの影響を受けやすくなります。
内窓の設置や断熱窓への交換、天井・壁の断熱改修を行うことで、外からの熱が入りにくくなり、エアコンで冷やした空気も保ちやすくなります。
大きなエアコンに交換すれば解決する?
エアコンの能力が不足している場合は、適切な容量の機種へ交換することで改善できます。
ただし、単純に大きなエアコンへ交換すれば、どのような間取りでも均等に冷えるわけではありません。
風が壁や家具で遮られている場合や、離れた部屋まで冷やそうとしている場合は、能力を上げても温度差が残る可能性があります。
また、エアコンの効きが悪い原因には、次のようなものもあります。
- フィルターが汚れている
- 室外機の周辺に物が置かれている
- 冷媒ガスが不足している
- エアコン本体が古くなっている
- 部屋の広さと能力が合っていない
- 窓や天井から大量の熱が入っている
- 配管施工に問題がある
買い替える前に、エアコン本体の状態と住宅側の両方を確認しましょう。
間取り変更の際は冷暖房計画も忘れずに
リフォームで壁を撤去して広いLDKをつくると、以前より開放的になりますが、冷暖房する空間も広がります。
そのため、間取り変更の際には、次の内容を一緒に検討することが大切です。
- エアコンの必要能力
- 室内機と室外機の設置場所
- 専用コンセントの位置
- 冷媒配管やドレン管の経路
- 窓の断熱・遮熱対策
- 階段や吹き抜けからの空気の流れ
- サーキュレーターやシーリングファンの設置
- 将来的なエアコン交換のしやすさ
完成後にエアコンの位置を変えようとすると、壁や天井の補修、電気配線の追加、配管カバーの設置などが必要になることがあります。
内装だけでなく、実際に暮らしたときの温度差まで考えて計画しましょう。
エアコンだけでなく、間取りと断熱性能を確認しましょう
エアコンの効き方は、部屋の広さだけでは決まりません。
細長いLDK、L字型の間取り、リビング階段、吹き抜けなどがある住宅では、冷気が届きにくい場所や、暖かい空気が流れ込む場所が生まれやすくなります。
まずは風向きやサーキュレーターの位置を見直し、それでも改善しない場合は、エアコンの設置場所、窓の日射対策、住宅の断熱性能などを確認してみましょう。
株式会社山本工務店では、香芝市を中心に、葛城市、大和高田市、広陵町など奈良県内で、間取り変更や内窓設置、断熱改修、エアコン設置に伴う電気・大工工事などに対応しています。
「LDKの奥まで冷気が届かない」
「リビング階段から熱気が入ってくる」
「リフォームに合わせてエアコンの位置を見直したい」
このような場合は、エアコンの能力だけでなく、間取りや窓、断熱性能も含めて改善方法をご提案します。
夏を快適に過ごせる住まいづくりをご検討中の方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。